
ワタリガニの殻を取る前に準備したいこと
ワタリガニはうまみが強く、みそや身を楽しめる人気のカニですが、殻がかたく形も複雑なので、最初はどこから手をつければよいか迷いやすい食材です。先に準備をしておくと、作業がスムーズになり、身も取りやすくなります。まず用意したいのは、キッチンばさみ、まな板、手を拭くペーパー、殻を入れる器、身を入れる器です。手が滑りやすいため、ペーパーを近くに置くと安心です。ゆでた後のワタリガニは、粗熱が取れてから作業すると持ちやすくなります。また、冷やしすぎると身が締まりすぎて取りにくいこともあるため、常温に少し戻してから始めるのがおすすめです。食卓で食べる前に下処理しておくと、食べやすさが大きく変わります。
準備しておくと便利なもの
キッチンばさみがあると、脚の関節や腹側のやわらかい部分を切りやすくなります。包丁だけで無理に割ろうとすると、殻が飛んだり手を傷つけたりしやすいので注意が必要です。細いスプーンやカニフォークがあれば、脚の中の身もきれいに取り出しやすくなります。
ワタリガニの殻の基本的な取り方と順番
ワタリガニの殻を上手に取るコツは、力任せに割るのではなく、順番を守って外していくことです。まずは裏返し、腹側にある三角形のふんどし部分を指でめくります。ここは比較的外しやすく、最初のきっかけになります。次に、そのすき間から甲羅を持ち上げるようにして、上の殻をゆっくり外します。甲羅を外すと、内側にかにみそや身が見えてきます。食べられない部分が気になる場合は、口元のかたい部分やえらのようなひらひらした部分を取り除くとよいです。その後、胴体を半分に割り、脚を一本ずつ切り分けると身を取り出しやすくなります。大きな殻を最初に外してから細かい部分に進むと、全体の形が見えやすく、初心者でも失敗しにくいです。
取りやすくする順番のポイント
先に甲羅を外してから胴体、最後に脚という流れにすると、身をつぶしにくくなります。特に脚を先に無理に折ると、殻だけ割れて身が中に残りやすいため、関節ごとに切るのがコツです。食べる部分を器に分けながら進めると、見た目もきれいに仕上がります。
身をきれいに取り出すコツと食べやすくする工夫
殻を外した後は、できるだけ身を崩さずに取り出すことが大切です。ワタリガニは脚の身だけでなく、胴体まわりにもおいしい部分が多いため、丁寧に作業すると満足感が高まります。脚の部分は、関節に切れ目を入れてから押し出すようにすると、身がするっと出やすくなります。細い部分は、はさみで縦に軽く切り開く方法も便利です。胴体の身は、割った断面からほぐすようにすると取りやすく、スープや炒め物に使う場合も無駄が出にくくなります。食卓で食べる場合は、あらかじめ食べやすい大きさに切って盛り付けると、手間が減って食べることに集中できます。下処理を少し丁寧にするだけで、ワタリガニのうまみをしっかり楽しめます。
初心者が失敗しやすい点
殻を一気に割ろうとすると、身がつぶれたり殻の破片が混ざったりしやすいです。また、熱いまま触るとやけどの原因になります。無理に手だけで外そうとせず、はさみを使って少しずつ進めることが、きれいに仕上げる近道です。
